東大並み難関大、61歳おばちゃん入学 英語漬け「留学も挑戦」(産経新聞)

 学生に1年の海外留学を義務づけるなど英語教育に特化したカリキュラムで、偏差値が東大に匹敵する難関となっている公立大学法人・国際教養大(秋田市)に今月、大阪狭山市の主婦、白井幸子さん(61)が入学した。還暦を超えて主婦業に一区切りついたのを機に、向学心に燃えて一念発起。夫と離れた寮生活で、英語漬けの日々を送る。夫の応援も受けた“第二の人生”の門出に「本当に大変なのはこれから」と意欲を燃やしている。

 ■子育て、パート事務員、介護…「今しかない」

 国際教養大は平成16年に開学。教員の大半は外国人で、授業は教養科目も含めてすべて英語。地方大学ながら、留学と寮生活が必須など独自のスタイルで全国から学生が集まり、近年は「就職率100%」の大学としても注目を集める。この春入学の一般入試の競争率は出願時点で10倍を超えた。

 もともと英語が好きだった白井さんは、高校卒業後、関西外国語大(大阪府枚方市)で学んだ。しかし卒業とともに英語と離れ、結婚後は30代は2人の息子の子育て、40代は事務のパート、50代は実母と義母の介護に力を尽くすなど、「普通の主婦」として過ごしてきた。

 数年前に母親2人を看取って以降、「もう一度勉強したい。今しかない」という思いを募らせ、昨秋ラジオ番組で国際教養大の存在を知った。「ここだと思った」という白井さんを、会社員の夫、武司さん(63)も「やってみたら」と後押ししてくれた。

 挑戦したのは、募集定員「若干名」の社会人選抜枠。試験は昨年11月に行われ、準備期間はほとんどなかったが、英語の小論文と面接をクリアした。白井さんは「学ぶ意欲が伝わったかな」と話す。

 合格の喜びもつかの間、授業に備えて毎日のように図書館や英会話教室に通った。ところが、親戚(しんせき)や友人は、国際教養大を知らない人がほとんど。「何で今?しかも秋田?」と驚かれ、「説明するのに苦労した」と笑う。

 今月1日、まだ雪が残るキャンパスで寮生活を始めた。40歳以上も年の離れた若者たちとの共同生活に不安もあったが、明るい性格も手伝って、あっという間に「さっちゃん」という愛称で慕われるようになった。昼は図書館で一緒に学び、夜は部屋でパーティーを楽しむ。「いい子ばかり。勇気を出して来てよかった」

 8日の入学式には、171人の新入生の中に、ショートヘアを明るく染めた若々しい白井さんの笑顔があった。“保護者”として駆けつけた武司さんも「最後までしっかり頑張りや」とエールを送った。

 白井さんは「まずは留学に行くための英語力をつけたい。卒業したら、こんな私でも受け入れてくれた秋田に何か恩返しをしたい」と瞳を輝かせている。

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